睢寧水晶粉皮

睢寧水晶粉皮は徐州市睢寧県の特産品で、宋代に農民によって作られたのが始まりである。宋の徽宗皇帝がお忍びに出た際、空腹と喉の渇きに耐えかねて農家に行ったところ、女性が現地でよく食べる粉皮でおもてなしをした。宋の徽宗皇帝はそれを食べると暑気が払われ、元気も出て、大変称賛し、宮廷に帰った後、粉皮を御膳房の通常メニューにした。このことによって粉皮が有名になったと言われている。2008年、睢寧粉皮は市級の無形文化遺産保護プロジェクトに登録された。

水粉皮の原料は主に緑豆、サツマイモかジャガイモなどのデンプンであり、製造技術は古く、江蘇省北部地方の特徴に富んでいる。伝統的な水粉皮は、翡翠のような外観、柔らかくて滑らかな食感、爽やかで涼しげな味わいで、いくら食べても飽きが来ない。

水粉皮には様々な食べ方があるが、冷やして食べるのが一般的で、キュウリや蛋皮(薄焼き卵)と一緒に酢で和えると、色が鮮やかでフレッシュな味わいになり、あっさりしていて食欲をそそる。冬は炒め物やスープにしても美味しい。